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西洋医学と漢方の違い西洋薬は有効成分が単一で、切れ味が鋭く感染症の菌を殺したり、熱や痛みをとる、血圧を下げるなど一つの症状や病気に対して強い効果があります。一方、漢方薬は、複数の生薬を組み合わせた薬。それぞれの生薬が、多くの有効成分を含んでいるので、1処方でもさまざまな作用を持っています。ですから、複数の病気や症状に対する治療に有効で、慢性的な病気や全身的な病気の治療など複雑多彩な症状に効果を発揮します。 また、西洋医学では、同じ原因や症状をとり除くために同じ薬が処方されますが、漢方では、患者さんの体質やそのときの状態によって、その人に合った漢方薬が処方されます。また、違う病気に対しても、体質や症状が似ていれば、同じ漢方薬が用いられることがあるのです。 ここでは漢方の考え方について紹介したいと思います。 |
漢方薬の考え方と特徴漢方では、患者さまの個人差を重視した治療を行います。病名が同じでも、体質や体型、抵抗力、自覚症状などは人によって異なり、そのちがいを「証」というものさしで判断します。診療では、西洋医学的治療だけでなく、患者さま一人ひとりの体質や病気の状態を見きわめながら、多角的に判断して最適な漢方薬を使い分けていきます。
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