糖尿病(とうにょうびょう、Diabetes Mellitus: DM)は、インスリン分泌異常(Ⅰ型)或いは、インスリン機能異常(Ⅱ型)による糖代謝の異常によって起こされる病気です。(血液中のグルコースブドウ糖濃度)は常に一定範囲内に調節されています。これは、ブドウ糖が脳をはじめとした各器官の主要なエネルギー源であると言う事に起因していますが、組織の糖化ストレスをもたらす有害物質というもうひとつの一面を持つ事から、血糖が上昇したときの調節能力(耐糖能)への影響を抑制する意味でもあります。この血糖値が病的に高まった状態を糖尿病と言う。ある一定以上の高血糖状態では尿中にもブドウ糖が漏出し尿が甘くなる(尿糖)ため糖尿病の名がつけられて事でも知られています。
肥満とは、全身的に脂肪組織量が増加した状態をいいます。単に、体重が重いというのではなく、浮腫や腹水などの水分貯留、筋肉の発達による体重増加は肥満とはいいません。健康な人でも加齢と共に脂肪の割合が増し、また女性は男性よりも多くなる傾向があります。成人では、体脂肪の通常体重の役15%~20%程度で、体脂肪が体重の30%以上を占めるものは、たとえ体重増加が見られなくても肥満といいます。しかし、成人になってからの体重増加は大部分が脂肪の沈着に起因しますので、一般に体重増加により、肥満の有無や程度を判定します。
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