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漢方大辞典/慢性腎炎 |
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腎臓は、血管、糸球体、尿細管などからなります。糸球体と尿細管は対でネフロンという腎臓の最小単位の気管を形成しています。その数は一つの腎臓に対して100万個存在し、両側で合わせて200万個のネフロンが存在しています。役割は、糸球体が濾過機能であるのに対して、尿細管は再吸収機能を担っています。その双方の働きにより、体液バランスが保たれています。慢性腎炎は数年~数10年にわたる炎症が腎臓に加わることにより、値フロンが破壊され、上記のネフロンとしての役割を果たせなくなります。そのことにより、たんぱく尿、血尿、むくみなどを呈します。また、体液バランス維持機能の低下により、高血圧を発症します。慢性腎炎は、数年~数10年にわたり、病状が進みますので、定期健診でたんぱく尿などが発見された時は、必ず精密検査を受けるようにしましょう。 |
実証 (体力がある時) |
ごれいさん 五苓散 |
口渇、尿が出なくてむくみがある |
しょうさいことう 小柴胡湯 |
季肋部に抵抗感がある時 | |
さいれいとう 柴苓湯 |
季肋部に抵抗感があり、口渇、尿が少なくむくみがある時に用いる。 | |
虚証 (体力がない時) |
とうきしゃくやくさん 当帰芍薬散 |
虚証で於血がある時に用いる |
はちみじおうがん 八味地黄丸 |
腰痛、高血圧がある時に用いる。 |
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