胃炎は様々な要因によって起こります。原因として、刺激物、薬物、異物、寄生虫といわれてきました。しかし、ヘリコバクター・ピロリが発見され、胃炎の８０％はこの菌が引き起こしたものであることが分かっています。
　胃潰瘍は胃粘膜の一部が欠損し、自己消化を起こしたもので、視覚的知見としてはクレーターのようになります。症状は、食後にみぞおちの痛みを発することが多く、腹部膨満感、重圧感、悪心、嘔吐、食欲不振、背部痛、吐血、下血などです。

漢方医学的治療

基本的に、漢方医学的治療と西洋医学的治療が望ましいでしょう。治療は基本的に原因の除去と薬物投与によって行われます。
　

胃炎・胃潰瘍の西洋薬の処方

胃粘膜保護剤（テプレノン、スクラルファートなど）、Ｈ２ブロッカー（夜間の胃酸分泌を抑制します。）、ＰＰＩ（胃酸の分泌を長時間にわたって抑制します。）

胃炎・胃潰瘍の漢方薬の処方

黄連を含む漢方を用います。（黄連解毒湯、半夏瀉心湯、黄連湯など）黄連の主成分ベルベリンには健胃作用がありますが、「大苦、大寒」という薬能があり、体を冷ます効果がありますので、虚弱で冷え性の人が用いると悪化させます。

実証（体力がある時）	おうれんげどくとう黄連解毒湯	汗が出ず悪寒、発熱、肩こりの時に用います。
中間証（体力が普通）	はんげしゃしんとう半夏瀉心湯	胃のあたりのつかえと腹鳴の時に用います。
	おうれんとう黄連湯	胃痛、みぞおちのつかえ食欲不振に用います。
	さいこけいしとう柴胡桂枝湯	胸脇部の圧迫感や食欲減退、口苦、胃痛などの症状の加わった状態に用います。
虚証（体力がない時）	あんちゅうさん安中散	胃痛、胸やけがある時に用います。
虚証（体力がない時）	りっくんしとう六君子湯	胃のもたれ、食欲不振に用います。

関連サイトのリンク

病名症状から漢方を調べる


	栄養士と栄養士がおすすめするダイエット方法を紹介します。無理なダイエットは辛く長続きしません。ダイエットのポイントは、長続きさせる事！正しいダイエット知識で綺麗に痩せましょう		ちょっと昔は、カッコ良かったあなたも年齢とともにダンダンと中年太りになり、血圧、血糖値が高くなりましたら注意信号です。早め早めの対処で正しい体重にダイエットをして生活習慣病の予防をしましょう。

	色々な病気になった時に食事は治療を早めたり、回復させたりする力があります。逆に病気になった時に控えなければいけないものもあります。食事は毒にも薬にもなります。		気になる生活習慣病検診（メタボ検診）や健康診断結果について栄養士が解説しています。健康が気になるメタボ体系になったら少しダイエットを考えましょう。肥満気味の人や検査結果が高い人は是非チェックしてみてください。