小児・大人の感冒は基本的には漢方においての治療法に大佐はありません。
虚弱体質とは一般的に小児に比べて易感染の傾向があります。頻繁に風邪などをひき安い状態をさします。虚弱体質に用いられる基本的な処方は柴胡剤の小柴胡湯や柴胡桂枝湯となります。よく胃腸の症状を訴える場合は、胃腸を強くするために小建中湯や黄耆建中湯を用い、下痢や何べん傾向にある場合は人参湯や六君子湯を用います。気管支ぜんそくなどを基礎疾患として持っている場合は麻杏甘石湯や小青竜湯などを用います。
てんかんとは脳の神経細胞に発作性の電気的興奮が起こり、運動や意識、知覚症状が起こるものです。抗てんかん薬と漢方を用いることで、抗てんかん薬の使用量を抑えることができます。
乳幼児において、感冒などの発熱に伴うけいれんをさします。生後6か月~4歳までに起こることがあり、予後はきわめて「良好です。7歳以降は基本的に消失します。発作時の治療は基本的に西洋医学的な治療を優先し、漢方は体質改善を目的として用います。
乳児後半にみられるもので、寝入ってから1~2時間たったころ、突然に泣き出す状態をいいます。
夜尿症は睡眠中の無意識的に尿を漏らしてしまう病気です。普通3歳後半までに昼夜の排尿調節が可能となりますが、この年齢を超えて夜間に尿を漏らしてしまう場合に治療します。
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